人によって違う!アナタにおすすめの光回線
NTT東西が2015年よりスタートした「光コラボ事業」により、光回線の提供会社は爆発的に増えたといえます。それ以前はNTTのフレッツ光、KDDIのauひかり、ソニーのNURO光くらいしか有名な光回線事業はいなかったものが、2015年から2020年11月現在にかけて、600を超える企業が光回線の提供会社として名乗りを上げています。
ユーザーの方々、利用者様たちにとっては、多くの企業が競っている仕組みで全体的な料金は下がったものの…
「結局どこが一番良いのか多すぎてわからない!」
まさにその通りです。以前の記事でもご紹介したように光回線だけではなく、世の中には多様なインターネット回線が存在しますし、プランも一社に一つだけ、というわけではありません。
本日の記事では光回線を契約する際に、どこを契約すれば月々の家計の負担が一番減るのか?ということに焦点をあててご紹介していきます。
いまのアナタの御支払金額と、比べてみてくださいね。
この記事の目次
【簡易版】光回線月額ランキング(2020年11月現在)
戸建て | マンション | |
---|---|---|
1位 | ソネット光プラス 3,480円(25か月目からは5,580円) |
ソネット光プラス 2,480円(25か月目からは4,480円) |
2位 | enひかり 4,300円(IPv6を使用する為には+180円) |
enひかり 3,300円(IPv6を使用する為には+180円) |
3位 | エキサイト光 4,360円~ |
エキサイト光 3,360円~ |
4位 | NURO光 4,743円 |
DTI光・ぷらら光 OCN光 3,600円 |
5位 | DTI光・ぷらら光 4,800円 |
auひかり ソフトバンク光 3,800円 |
6位 | auひかり 5,100円 |
BIGLOBE光 3,980円 |
7位 | ドコモ光 ソフトバンク光 5,200円 |
ドコモ光 4,000円 |
8位 | OCN光 5,600円 |
NURO光 4,743円 |
早速ですが金額の総まとめです。ここには、月額料金だけを見た際の光回線ランキングを記載してみました。
月額だけでは一番お得になる回線は決まりません!早速ご紹介していきますね。
ドコモ光

ドコモ光は、NTTから光回線の卸売りを受けてドコモが販売する、という形をとっている「光コラボ」といわれる回線です。光コラボの中でもダントツの加入者数を誇るドコモ光ですが、この光回線が一番安くなる!という方にはいくつかの条件があります。
ドコモ光が一番お得になる方の条件①
- 同一家計の家族が2人以上、ドコモのスマホを利用している
&
- ギガホ、ギガライトのプランで合わせて1,000円を超える割引が入る
こちらが条件です。
光回線そのものの料金は、光コラボの中でもさほど安いとは言えないドコモ光ですが…この条件を満たす場合、光回線のセット割でスマホがその分安くなるという現象が発生します。
ギガホorギガライトを契約中だと、スマートフォン1回線につき0円、500円、1,000円のいずれかのセット割引が発生します。光回線がプロバイダ料金込みで実質が戸建4,200円~、マンションプラン3,000円~で使用できる状態になるので、この条件を満たす方に関しては間違いなく最安値の光回線といえます!
月額 | 必須オプション | セット割引額 | 実質料金 | |
戸建プラン | 5,200円~ | 無し!! | 1,000円以上 | 4,200円~ |
マンションプラン | 4,000円~ | 3,000円~ |
ドコモ光の嬉しいポイントは、後述するほかの光回線契約とは違い、キャンペーン終了後に月額料金が高くなったり、セット割引を適応させるために強制的に加入必須なオプションがないことです。他の回線にはないポイントなので、NTTグループの資金力の為せるものなのか!?と伺えますね。
ちなみに、ギガホ、ギガライトは現行プランですが、それ以前のデータプラン、シェアパックの方でも同じです。ご家族の方で合わせて1,000円を超える割引が発生する方は、こちらが一番お得といえるでしょう!
※補足
2020年11月現在、ドコモ光はご家族で複数の光回線を持っていた場合でも、その分セット割が増えることはありません。(シェアパックの場合は複数割というものがありますが追加で300円という気持ち程度の物)なので、一人暮らしでご実家がドコモ光!なんて方は他の光回線を選んだ方がお得になる可能性が高いです。
ドコモ光が一番お得になる方の条件②
- dカードゴールドを持っている
こちらはドコモが発行しているクレジットカードです。
こちらのカードを持っている、ということはほとんどの場合で①の方の条件を満たす方がほとんどかと思いますが…
ドコモ利用料金の中で、基本料金と通信の利用料金、一部のオプションが毎月、1,000円につき100ポイント、つまりは10%分もdポイントで返ってくる、という物凄い還元率の良い太っ腹なクレジットカードとなります。年会費1万円はなかなかハードルが高く感じるのですが…それを踏まえても年間で11,000ポイント以上(年会費は税別な為)が返ってくる方には、大変お得なカードです。
この「基本料金」というのはドコモ光の料金も含まれますので、戸建プラン実質4,700円~マンションプラン実質3,600円~、ということになります。
月額 | 必須オプション | ポイント還元 | 実質料金 | |
戸建プラン | 5,200円~ | 無し!! | 500pt | 4,700円~ |
マンションプラン | 4,000円~ | 400pt | 3,600円~ |
これだけでは2020年11月現在、最も安い回線だ!とは言い難いのですが、もともとのスマートフォンのポイント還元も考えると、かなりお得だといえますね。
auひかり

フレッツ光よりは後発ですが…光コラボやNURO光よりも老舗サービスであるauひかり。一番お得になる方の条件を紹介します!
auひかりが一番お得になる方の条件
- 同一家計の家族が2人以上、auのスマホを利用している
かつ
- ピタットプラン・データMAXのプランを契約中で、家族合わせて1,000円を超える割引が入る
こちらが条件です。
ドコモ光と同じく、光回線そのものの料金は、光コラボの中でもさほど安いとは言えないauひかり。上記の条件を満たす場合、実質、auスマートバリューというセット割引が発生して、光回線がありきでスマホがその分安くなるという現象が発生します。光回線がプロバイダ料金込みで戸建4,600円~、マンションプラン3,300円~で使用できる状態になるので、この条件を満たす方に関しては間違いなく最安値の光回線といえます!
※ただし、auスマートバリューはひかり電話(500円)の申し込みがないと適応にならないため、内訳は下記↓のようになります。戸建プランの方は割引額が1,500円以上にならないと、エキサイト光やSo-net光プラスの方が安くなってしまうかも。
月額 | 加入必須なオプション | セット割引額 | 実質料金 | |
戸建プラン | 5,100円~ | ひかり電話500円 | 1,000円以上 | 4,600円~ |
マンションプラン | 3,800円~ | 3,300円~ |
ちなみに、ピタットプラン、データMAXは現行プランですが、それ以前のご契約プランの方でも同じです。ご家族の方で合わせて1,000円を超える割引が発生する方は、auひかりが一番お得になる回線といえるでしょう!
Softbank光

ドコモ光とほぼ同じタイミングで始まったSoftbank光。こちらも同じく、NTTのフレッツ光回線を利用した「光コラボ」サービスとなります。ちなみに加入者数は光コラボ中ではドコモ光に次いで2位だそうです。
Softbank光が一番お得になる方の条件を紹介します。
Softbank光が一番お得になる方の条件
- 同一家計の家族が2人以上、ソフトバンクのスマホを利用している
または
- 同一家計の家族が2人以上、ワイモバイルのスマホを利用している
かつ
- データプランメリハリ、データプランミニフィットのプランで合わせて1,000円を超える割引が入る
お気づきの方もいるかもしれませんが、実はスマートフォンの3大キャリアといわれる各社の光回線は、最も同じになる条件がとてもよく似ています。Softbank光がもっともお得になる方の条件は、ちょうどドコモ光とauひかりの条件を足して2で割ったようなイメージです。(笑)
月額 | 加入必須なオプション | セット割引額 | 実質料金 | |
戸建プラン | 5,200円~ | ひかり電話500円 | 1,000円以上 | 4,700円~ |
マンションプラン | 3,800円~ | 3,300円~ |
Softbank光もauひかりと同じく、ひかり電話の申し込みがセット割引発生の為の条件となっています。
とはいえ、データプラン50GBや、データプラン30GB等の旧プランでも、Softbank光のご家族が要る場合は1回線につき1,000円の割引が発生する為、ご家族が多いほど、よりお得な回線になるということになりますね!
エキサイト光

こちらはBB.excite!が提供する光コラボサービスです。
上記大手キャリアのセット割引が
- 家族割の人数が少ない
- 契約しているプランが低容量プランの為に500円しか割引が入らない!
なんていう方におすすめの光回線となります。
セット割引がない、ということは条件が無いということ。よって上記の3つの光回線よりも、説明は非常にシンプル!(笑)
しかも使わなかった月が月額が安くなるプランまでありますし、解約時に違約金もありません。
上記3大ケータイ会社の割引が一番お得にならない方・出張が多くて家に居る時といない時の差が激しい!なんて方は、こちらを検討してみても良いかもしれませんね!
エキサイト光の月額料金は…
定額プラン | 段階制料金 | |
戸建プラン | 4,360円 | 3,200円~5,300円 |
マンションプラン | 3,360円 | 2,400円~3,800円 |
となっています。
特に何のセット割引も必要とない回線の中では断トツの安さです。上記に記載をした月額ランキングでみるとおわかりになるかと思いますが…
- ソネット光プラスは、最安値のプランになるのは期間限定な事
- enひかりはIPv6通信という高速通信を使うためには月額オプションが必要
という条件があるため、比較的注意事項が少なく毎月の料金をお得にご利用をいただくには、エキサイト光の方がお手軽になっているために、私個人的にはエキサイト光をおすすめしています。
注意!代理店の甘い勧誘「キャッシュバックや工事費無料」
コチラの記事でまとめて取り上げていますが…悪質な代理店や電話勧誘・訪問営業、アフィリエイト目的の強いwebサイト(当サイトにもアフィリエイトは利用していますが…苦笑)、などの甘い勧誘には注意をしましょう。
例えば…ランキングの上位にも載っていますが、ソネット光プラスの月額料金は24か月のキャンペーン中、他社と比較した際に圧倒的に安いのですが…
その条件として、戸建タイプは60回、マンションタイプは30回の分割で工事費が実質無料!という内容になっています。もちろん、途中解約すると工事費は一括清算してくださいね、という契約です。
オマケに契約期間は3年契約(3年単位の契約期間以外で辞めると20,000円の違約金が発生する契約)なので、戸建タイプの場合は6年間は必ず違約金が発生する形です。
マンションタイプだとしても、申し込みから24か月が最安値でも、25か月~36か月目まで高い料金を払うことになってしまえば、3年丁度のタイミングで他社の光回線に乗り換えをしないとせっかく安かった24か月分が無駄になってしまします。(※ちなみに、しっかり36か月目、37か月目で乗り換えればお得ですよ!)
こういった、工事費無料やキャッシュバックのキャンペーンには、
- 違約金が発生しないタイミングと、割引が終わるタイミングが意図的にずらされている
- 指定加入オプションなどがキャッシュバックの条件で、契約期間分のオプション料金を加味すると大きなお得が無い
- キャッシュバックの受け取り可能期間が契約開始6か月目以降、1年目以降等、離されて設定されており、受取忘れるとキャッシュバックが受けられない
といった大きな落とし穴が隠れている場合があります。
もちろん、条件を加味したうえでもキャンペーンをきっちりと管理して使いこなせばお得になることも非常に多いので、あくまでも注意事項ですよ(笑)
(番外編)一番お得にならない方でも・・・
ドコモ光やSoftbank光が一番安い回線にならない方でも、この二つの回線をおすすめしたい方がいます。
それは、光回線を提供している会社のなかで、ドコモ光とSoftbank光に関しては、唯一店頭窓口で契約の受付をしている回線となります。
もちろん、お引越しの手続きやプランの変更、オプションの申し込みや解約もです。
「電話応対やweb受付のみ対応では不安な方…」
「何かと、ケータイとまとめて問い合わせができた方が安心!」
という方にも、ドコモ光・Softbank光がおすすめです。
まとめ
- 家族がスマートフォンの契約をまとめているご家庭では、その会社の光回線が一番な場合が多い
- ソネット光プラス、enひかりを除けば、光回線の月額だけを見たらエキサイト光が一番低価格・低リスク!(二つの回線については別記事でご紹介しようと思います。)
- キャッシュバックや、工事費無料に釣られると長い目で見た時に痛い目をみるかも。
基本的には、スマホとネットはまとめた方がお財布に優しそうです。一押しの回線以外には執拗に否定的な事ばかりを掲載している、口コミサイトや代理店の広告には注意したいですね。