今更ながらドラム式洗濯機を購入してみたんですが…洗濯が大好きになったらすくです。
今日は記念すべき(?)当ブログ最初の記事ということで…
インターネット回線の種類そのものについて説明をしていこうかと思います。
※かなり説明文が長くなってしまいました…結論だけ教えて!ってアナタはコチラをご覧ください(笑)
インターネット回線の大まかな種類
「インターネット回線」といっても様々な種類があります。この記事では、スマートフォンによるインターネット接続は除く、ご自宅用の据え置き型のネット回線(いわゆる固定回線)について解説をしていきます。
インターネット回線というものは、一度設定を行ってしまえば、そうそう何かを変更する、というものではありませんよね。どんどん技術が進化して、気が付いてみたらとんでもなく高いうえに不便なサービスを使い続けていた!なんていうことになってしまっている方をお見掛けすることも少なくありません。
引っ越しや、いまではスマホの買い替え時にお店で勧められたりしてようやく新しいサービスの存在に気が付く、なんて方も多いのではないでしょうか?
インターネット回線は、本当におおまかな分類で5種類の回線があります。今回はその大まかな特徴を紹介させていただきます。
光回線・ケーブルテレビ(CATVと表記されることも)・高速モバイルWiFi・ADSL・ダイヤルアップ回線です。
ADSL、ダイヤルアップ回線については現在は…現在では絶滅危惧種の回線となりますので、まとめて簡単にご案内します。
この記事の目次
光回線(光ファイバー)
現代最速のインターネット
現在普及しているインターネット回線で最も早い接続方式が光ファイバーによるものです。「光回線」という呼び方の方が普及しているかと思いますので、この記事では光回線、とさせていただきます。
代表的なサービスはNTT東西が提供するフレッツ光、同じくフレッツの光回線を各社が提供する光コラボ、KDDIのauひかり、SonyのNURO光、などが有名でしょうか。
NURO光を除く各光回線では、契約の時期や仕方、お住まいの環境などによって100Mbps、200Mbps、1Gbps、5Gbps、10Gbpsなどの速度プランが用意されています。ちなみにNURO光は2Gbps、6Gbps、10Gbpsのプランが用意されているようです。
スマートフォンによる4G通信の実効速度は最大値430Mbps、一般的な下り通信速度は168~299Mbpsと言われていますので、1Gbps以上の通信はかなり高速だといえます。
2019年のNTTグループのニュースリリースでは、1Gbpsの1,000倍の通信速度である1Tbps以上の通信も成功しているそうです。今後も、インターネット回線の速度、種類はどんどん進化・多様化していきそうですね。
光回線のメリット
- 最大通信速度が速い
- 通信の安定性が高い
- ダウンロードだけでなくアップロードにも強い
光ファイバーは、透過率の非常に高い石英ガラスとプラスチックで作られたケーブルに、文字通り光を使った信号を流してデータを送信するシステムです。
文字通り、光の速度で通信しているので、他に紹介するインターネット回線と比較すると圧倒的な速さを実感できるでしょう。
回線速度にはダウンロードとアップロードの2種類があります。例えば動画を見る際には「ネットから情報をPCやスマホに入れて」いますのでこれはダウンロード速度。
自分で撮った動画を相手に送る際や、オンラインゲームで遊ぶ際には「こちらの情報をネットを通して送って」いますのでアップロードの速度に準じることになります。
オンラインゲームでの対戦や、YouTuberの方、ビデオ通話アプリ、ビデオ会議利用者、などの利用が多くなったいまの時代では、アップロードが早い事、これが光回線最大のメリットといえるかもしれませんね。
また、電波干渉などによるノイズの影響を受けにくいため、通信が安定しているのも大きな強みです。スマホやモバイルWi-Fiは電波環境によって通信が途絶えてしまうことがありますが、光ファイバーではその心配はありません。
光回線のデメリット
- 料金がやや高い※
- 契約できない地域・建物などがある
料金がやや高い、という点に関しては、光コラボの登場で徐々に緩和されてきました。最近にでは大きなデメリットというほどではなくなってきましたね。
問題はもう一つのデメリット。これは個人ではどうしようもない場合が多いのですが…
一部地域では光回線の提供がない場合や、マンション・アパートの管理人さん、持ち主の都合で光回線の引き込み工事が行えない場合、または契約可能な通信速度が限られてしまう場合などがあります。
ケーブルテレビ(CATV)
ケーブルテレビ(CATVと表記されることも)の回線を使ったインターネット回線です。
正直インターネット回線としては主流なものではないと私は思っていますが…地域性が強く、様々なサービスとセットになっているものが多く利用者の方も多いです。
J:COMが国内最大手。イッツコムや○○ケーブルという名称のサービスは、このケーブルテレビに分類されます。
ケーブルテレビのメリット
- 利用料金が安い
- 通信速度の振れ幅がとても少ない
- 地域密着なサービスが多い
基本的には名前の通り、テレビサービスとのセットの契約がほとんどです。合計の金額から、インターネット料金部分を考えると比較的ではありますが月額料金が安いのが特徴です。CS放送などのテレビサービスを利用する方であれば、同じ会社でネットもセットで申し込むと節約になるということですね。
また、基地局からの距離による通信速度の上下が非常に少ないのが特徴です。別な記事でご紹介する予定ですが、ベストエフォート形式という通信の提供方法では、時間帯や混雑により通信が遅くなる時間帯や地域がかなり多く見受けられます。
CATVではほぼその心配がありません。非常に珍しいですが、光回線より実際の通信速度ではCATVの方が速くなる地域・建物もあります。
更に、地域ごとに細かく取扱代理店が密着をしている傾向にあるため、トラブルや故障の際には、近くを回っている営業さんがそのまま立ち寄ってみてくれる、なんて事もあるようです。これはケーブルテレビというサービスそのものの成り立ちが各地域ごとの集合アンテナの代替えサービスとして生まれたためですね。もちろん地域によってはそういったサービスは全くない地域もありますので注意は必要です。
ケーブルテレビのデメリット
- 速度がやや遅い
- アップロードは苦手分野
- 特定地域のみ利用可能
ケーブルテレビ回線を利用したインターネットは、通信の最大速度はやや遅く、安定性も悪いという評価が多いです。
ケーブル内のノイズの影響を強く受け、また利用者が集中する地域では、かなり速度が落ちてしまう場合もあります。ただし、メリットの項目でも記載しましたが、地域によっては光回線よりも実際の速度が速くなるケースもあります。
ただしアップロードに関しては規格の問題として非常に苦手としています。オンラインゲームや、ビデオ通話、配信アプリ等を利用したい方はかなり強いストレスになると思います。
またCATVは地域性が強いため、引越によって利用できない場合が非常に多くあります。
高速モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)
ポケットWi-Fiという名前の方が一般的かもしれません。
スマホで利用しているインターネットと同じ仕組みで、もちろん外出時でも利用できるインターネット回線です。スマホの半分以下のサイズの子機が電波を受信して、それをスマホやパソコンに受け渡すような仕組みでインターネットに繋がるものです。
ポケットWi-Fiをスマホの通信制限の緩和に利用している方も多いですね。
ポケットWi-Fiのメリット
- 外出時に使える
- 通信速度が速い
- 工事不要ですぐ使える
何といっても、工事不要で外出時にインターネットを利用できるというのが、最大の魅力です。営業の仕事をしている方など、ほとんど自宅にいる時間が無いという方であれば、あまり使わない自宅の限られたインターネットために高い料金を払う必要はなくなります。
ポケットWi-Fiは回線が遅いと思われがちですが、最近のポケットWi-Fiはかなり高速になっており、最新のスマートフォンと変わらない速度を誇るものも多く発売されています。
また、ポケットWi-Fiは工事が不要ですぐに使えるので、他のインターネット回線のように、申し込みをしてから工事に来てもらうために数週間かかるというようなことがありません。引っ越してからインターネットが使えない期間があった経験がある方はご存知かもしれませんが…今の時代にインターネット回線がないのは、とても不便に感じますよね。
ポケットWi-Fiのデメリット
- 地域によって通信が不安定になる
- 通信制限がある
- 本体の充電が必要
- 携帯の手間・紛失リスク
- 端末の購入費
どんな場所でもWi-Fiが使える、という売り文句ではありますが、スマホと同様の電波を使っているため、電波が不安定な地域があり、圏外の場所ではまったくインターネットに繋がらなくなります。(※ポケットWi-Fiに使っている電波の種類は、スマートフォンと比較した際に、やや地下や屋上などには届きにくい帯域の電波を使っていることがほとんどです。)
また、これもスマホと同様ですが、契約プランによって毎月の通信量に制限があります。申し込みをしたプランや会社によっても異なりますが、3日で3GB以上を利用した場合に制限がかかるなど、契約の内容には注意が必要です。
プランの上限に達すると通信速度が128kbps~5mbps程度まで落ち込みます。「一応繋がる」というレベルの速度です。制限があるというのはやはりストレスの元になります。
ポケットWi-Fiを実際に使っていた事もありますが、私が使ってみて不便だなと感じたのは、本体の扱いです。外出時に忘れてしまう・充電をしなければならない・スマホと同じ程度に故障にリスクがある・本体の購入費用がかかる、という点ですね。
私と同じく、忘れっぽい方には向いていないサービスかもしれません。(笑)
本体の購入費用に関しては、新規契約すると、割引キャンペーンなどで実質無料にしてもらえる場合もありますが、途中で解約してしまうと残金の支払いが発生してしまうので注意が必要です。
ADSL
固定電話の回線を利用してインターネットに接続するサービスです。
この記事を書いている現在、ADSLサービスはほとんどの会社が新規受付を終了しています。非常に安価に契約ができたADSLは一時代を築きましたが…いまではあまり知識として必要がないかもしれません。
光回線のように大がかりな工事は不要で、手軽に利用できるました。ADSLよりさらに前の世代の通信であるダイヤルアップ方式と比較すると高速の通信ができるようになりましたが、光通信の主流化・低価格化によって完全に時代遅れとなりつつあります。
ADSLのメリット
- 利用可能地域が広い
- 工事不要で利用可能
ADSLはNTTのアナログ電話回線があれば利用できるので、日本国内のほとんどの地域で利用可能です。光ファイバーは独自の回線が必要なため、山岳部や諸島などでは利用できませんが、ADSLであれば問題ありません。
また、NTTのアナログ電話の回線を持っていれば、工事をする手間や費用もかからず、手軽にインターネットを始めることができます。
ADSLのデメリット
- 圧倒的に速度が遅い
- 距離によって速度が変わる
- 電磁波などの影響に弱い
ADSLは、約10mbps程度の速度しかありません。光ファイバー接続の速度は最低の環境でも100mbpsですから、10分の1ほどの速度です。光回線の最高速度が10Gbpsですから、その場合は1000分の1です。
また、ADSLの基地局からの自宅の距離によって速度が遅くなることがあります。地域によっては1mbps以下しかでない場合もあります。速度が遅くても料金は安くなるわけではありませんから、損ですね。
ADSLは電磁波などの影響を受けやすいという弱点もあります。通信中でネットがブツブツと切断してしまうこともあり、安定性に欠けます。
まとめ
- 現在は速度・価格ともにインターネット回線の中では光回線の独り勝ち
- 「テレビがメイン」で「ネットが」オマケで良いよ、という方にはケーブルテレビもオススメ
- 自宅でネットを使うことが少ない!外でPCが使いたい!という方はポケットWi-Fi
- ADSLは正直、速度も遅い上に昔と違って他のインターネット回線と比べて飛び抜けて安価なわけでもない
簡単にまとめる、といいつつかなり長文になってしまいました。詳細は個別記事を書こうと思います。。。反省。。。